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Shorinji Kempo

2月25日 日曜修練

本日の日曜修練は、雪の降る中集まっていただき、6名で行いました。特に、意識していただいたのは、立腰姿勢です。腰骨を立てる立腰教育は、森信三先生が提唱している教育です。腰骨を立てることは、丹田を意識することにもつながり、力のいらないしっかりとした構えとともに、心にもつながるものと思えます。複数法形修練にも時間を決めて取り組んでみました。4分はきつい。2分が丁度よいかなと思いました。

 

以下参座拳士の感想です。

 

 今日は修練の始めに、立腰の大切さを学びました。腰骨を立てると胸筋も開き、姿勢や構えが美しくなり、気分もシャッキとして気持ちも素直になります。日常的に立腰を意識して生活したいと思います。・・・貴志夫拳士
 

二段試験の練習の時に立腰について言われたので毎回の練習で意識していきたいです。学科の方を分からない技を復習しておきたいです。・・・前島拳士

 

基本相対の時から、技の練習に夢中になると腰が丸まり、立腰姿勢を保つ事が難しくなりました。立腰姿勢を意識して、綺麗な構えを心掛けたいと思います。・・・坂田拳士

 

 立腰姿勢の重要性を学ぶことができました。三週間ぶりの修練でしたが、立腰姿勢を意識しながら練習したのですが心と体を整えることができました。・・・内藤拳士

2月17日修練より

易筋行終了後、先日行われた昇級考試のレポートを発表していただきました。3拳士それぞれにしっかりとしたレポートが欠けていました。その成長ぶりに拍手です。

 そのあとは、絵本リレーの読み聞かせです。今回は、保護者の井出さんに「だめよデービット」を読んでいただきました。

 中には自分と重ね合わせて聴いている拳士もいて、心に残る一冊になったのではないかと思います。

だめよ デイビット
デイビッドは、昔の僕みたいでした。今聞くと、注意するお母さんの方も大変なんだと気づかされるお話しでした。 朋
デイビッドはお母さんにダメだと言われたことを色々やったけど、デイビッドは甘えたくてやったのかなと思いました。 葵彩

 

デイビッドはずっと怒られ続けたけど、それも親の愛情なんだなと思いました。創士郎

デイビットは沢山怒られたけど、最後は母に抱きしめられていてほっこりしました。快成優成

デイビッドはふざけていたけど、心はお母さんに甘えたかったから暴れて気を引きたかったんだなと思いました。 宏太朗

自分がデイビッドの気持ちになってしまい、デイビッドが怒られているのが自分が怒られているようで嫌だった。たくさん暴れていたけど、最後

お母さんに抱きしめてもらえて良かったなと思った。 修也

#日曜修練

久しぶりの日曜修練となりました。今日の修練は、二月に行われた本山での複数法形修練を参考に修練してみました。

人数は五名でしたが、良い修練になったと思います。以下受講者の感想です。 

・複数法系修練を本格的にやったので慣れていきたいです。 優成

・複数法系修練の時、戸惑ったりしてしまったのであまり考えずにできるようにしたいです。

 試験が近いているので二段演武と科目をしっかりできるようにしたいです。  快成

・ 今日の複数法系修練は楽しかったです。単独法系修練の次のステップとして運用法にも応用できる修練だと思います。 小林

3月 特別参座日

3月九日アイトピアにて特別参座日を行い巻いた。参座日では、教員研修会で学習した複数法系修練を紹介しました。また、講話では、絵本紹介も行ってみました。さらに、昇級考試も併せて行いました。

1977年8月46年前に指導者研修会で話された開祖の法話です。以前「あうん」にも記載され、何度か皆さんに紹介してきました。この度会報に記載されています。

 現在、世界の実相の中で一番大切なこと、科学の進歩は、時間と空間を極度に短縮しましたね。で、大宇宙の一つのちっぽけな星にすぎない、この地球に住んでいるわれわれ人類の社会は、いずれ、一つの共同体に収斂(しゅうれん)されていくことになると、私は思う。何百年かかるかわからないが、これは必然だと信じています。
 さあ、その時にです。それぞれの民族は、それぞれの伝統や文化に基づく生活を営みながらも、相互に協調し、融和し、しかも何人といえども、権力によって支配されず、最新科学の生み出す無限の富を活用して、豊かな生活を確立し、人間の霊性に基づく「高い道義心によって調和され、平和で豊かな理想社会になるまで発展することが、人類。最高・最終の理想」これが本当の姿であってほしいということですね。私が夢見ている「理想境」とはこういう世界なのです。

 普通「りそうきょう」は「理想郷」と書きます。開祖は「理想郷」の「きょう」をあえて「境」としました。皆さんなぜだと思いますか。
 「理想郷」を辞書で調べると理想の国。夢の国。ユートピア。現実には存在しないとなっています。
 開祖の目指す「理想境」は、今自分の身近に周りに存在できる可能性を持った世界なのです。誰もが、ダーマの分霊として、生かされ、お互いの存在を認め合いながら、尊重し合いながら生きる社会こそが理想境であり、心の改造によって可能な社会なのです。

「心の改造」…開祖は、世の中をダメにするものとして一番にあげられたのは「己しかない心」でした。そして、己しかない心が元となっている「己のない心=無関心・無意欲・無感動」です。人は、今のことに満足をしてしまったり、逆にどうしようもなく苦しんだりしている時に「今だけ、金だけ、自分だけ」になってしまうところがあります。
「今さえよければ、今さえ楽しければ」という「今だけ」 「金さえあれば、何でもできる。世の中金次第」という「金だけ」 そして「自分さえよければ、ほかの人はどうなってもいい。都合の悪いことは、見て見ぬふりをしてしまう」という「自分だけ」です。そして、こうした心は誰もが持っている心であり、特に今の自分に満足してしまうと成長しようという心が閉ざされてしまうため「己しかない心」に支配されがちとなってしまいます。
また、逆に、どうしようもなくなり、自暴自棄になったり、人のせいにして責任逃れをする時に抱く心です。
 開祖は、この「己しかない心」の改造こそが、未来を拓く道だと考え、宗門の行による心の改造を目指したのでした。
 その手段として、選ばれたのが、「護身錬胆」・「健康増進」=体が鍛えられ、身が守れ、そして健康づくりにつながる少林寺拳法であり、さらに少林寺拳法の教えをを通して、自分の心を見つめ、自己を改造していこうとする「精神修養」を目指したのです。

講義のポイント 
開祖は
①「今だけ、金だけ、自分だけ」=「己しかない心」の心の改造を目指した。

② 少林寺拳法で、「護身錬胆」「健康増進」「精神修養」の三徳づくり

 

絵本リレー紹介「サムとデイブあなをほる」です

サムとデイブは宝物が近くにあったのに気づかないで違う方向に穴を掘っていって、結局最後は宝物を見つけられないで始めたところから戻ってきてしまったのが面白かったです。… 葵彩

お宝が取れそうで取れなくて、犬だけが得をしていて面白いなぁと思いました。… 朋
二人と犬が地面を掘っていたら、空から降ってきて不思議だった。… 隼太郎

二人が穴を掘っているときに、ダイヤがドッサリあって、もっと土を掘っていればダイヤがあったのに取れなくて残念だった。… 梓月

あと少しでダイヤを見つけられたのに気付けなかった二人はついてないと思いました。二人と犬が寝ていたらゴロゴロ転がって落ちた所が面白かったし、やはりついてなくてかわいそうだと思いました。 … 修也

絵本リレー「ニャーゴ」

絵本リレー「ニャーゴ」西宮達也さんの作品を保護者の高嶋拳士に読んでいただきました。作者の西宮さんの作品は「ティラノザウル

スシリーズ」以前紹介したことのある「シニガミ シリーズ」がありとても楽しい絵本です

優成…ネズミの優しく無邪気なところが良かったと思います

梓月…授業を何も聞いていない3匹のネズミが怖がらないでネコにしゃべっていたのがすごいと思った。
隼太朗…ネズミ達が優しくて、ネコがネズミ達を食べるのをやめていたのが、ネコにも優しさがあるんだなと思いました。でも、授業の話しは聞いた方が良かったなと思いました。

 

1月武専の講義の中でも紹介しようとしたのですが、大雪警報が出されていたため中止になってしまいました。残念です。また、機会がありましたら武専でも紹介したいなと思います。それにしても、大寒だというのに、大雪ではなく雨になってしまいました。どこかの学者さんが、「地球沸騰説」を言っていましたが、本当にそうだと思います。  

ちょうど昨日中村哲医師の「荒野に希望の灯をともす」というドキュメンタリー映画を見ました。その中で、私たち人間は、自然の中の一部であり、自然との共存を計って生きていかなければならない。武器を手に取って、争うのではなく、互いの手を取り合って、生きていくことだ。とおっしゃっていました。その通りだと思います。

金剛禅の調和の思想は、どの絵本の中にも必ず現れています。そんなことを考える1日でした。

クリスマス読書会

リレーで借りた本「へんしんトンネル」を皆で楽しみました。 今回は「へんしんトンネル」の読み聞かせです。

 読み方を変えると変化する言葉を他にも探してみたくなりました。…優成

トンネルを通ったら、動物や人間そして、名前や言葉が色々な言葉に変わったり、人も変わってとて面白かったです。…葵彩・快成・修也・朋・宏太朗

読み聞かせありがとうございました。「他にもいろんな言葉をトンネルに通してみたいと思いました。もし僕がトンネルに入ったらどうなるかなと思いました」…創士郎

へんしんトンネルの仕組みが分かっても当てられないものがあり、自由な発想や柔軟性をいつの間にか何処かに落としていたようです。何に変身するか考えることが面白かったです。… 裕子

トンネルを出ると、どんな言葉になるか考えて当てるのが楽しかったです。…かおり 梓月

作者の発想がおもしろいと思いました。言葉を反対にすると意味が全然違う言葉になるものが、いっぱいあるんだなと思いました。…隼太朗

リレーによる読み聞かせをしました。

リレーによる絵本読み聞かせが始まりました。送られてきた本は2冊です。

そのうちの一冊「ゆらゆらばしのうえで」を読みました。

以下は拳士の感想です。

読み聞かせありがとうございました。「きつねとウサギが話し合って二人とも助かって良かったなと思いました」   創士郎君

読み聞かせありがとうございました。以下、感想です。  ゆらゆら橋でキツネがウサギを追いかけていて、どんどん日が経つにつれて仲良くなってきたけど、最後にキツネはウサギを追いかけていたことを思い出して、また追いかけていたところが面白かったです。  葵彩さん

修練ありがとうございました。感想です。  うさぎと狐は敵対同士でしたが丸太が落ちないように協力し、声をかけて落ちないように互いに気遣う姿から、たとえ敵対していてもお互いを知って打ち解け合い、力を合わせれば困難を乗り越えることができるのだと思いました。最後の狐がうさぎを逃がす言葉に不器用な優しさを感じました。     高嶋さん

 

田村先生読み聞かせありがとうございました。 

しゅんたろう君  敵同士でも、話をするうちに仲良くなっていくんだなと思いました。

あづき さん きつねとウサギが、ずっとマルタの上にいて、かわいそうでした。

優成君  追うものと追われるものが、一緒にピンチを乗り越えて最後はあたたかい気持ちになりました。

快成君  いつも敵対している同士でも協力したり話したりすれば打ち解けて仲良くなれるんだなと思いました。

話し合ったり自分のことを知ってもらうことは大切なんだと感じました

以上感想ありがとうございました。

12月特別参座日

12月の法話は行としての少林寺拳法」です。

「行としての少林寺拳法」とはいったいどういうことでしょうか? 少林寺拳法は、単なる武道でもスポーツでもあるいは健康法でもないということをよくいわれます。
 行とは、修行を表します。そしてその修行とは金剛禅の修行のこととなります。ですから、少林寺拳法は、金剛禅の修行法の一つであり、そして主たる行となっています。
 戦後開祖は、荒れ果てた日本を何とかしようとして「人づくり」による「国づくり」を目指し多度津町に移り住みました。しかし教えを説いているばかりでは、人は集まることはありませんでした。そんな悩む開祖が達磨に導かれる夢を見たのです。それは、中国大陸で熱心に学んだ拳技を人づくりに生かそうというものでした。そして始まったのが少林寺拳法なのです。
 1947年10月に「日本北派少林寺拳法会」が誕生します。その2か月後「黄卍教団」を香川県に宗教法人として認可され、さらに戦後GHQの政策で、武道が禁止されていたことから「おどる宗教」であるということで認可をされました。そして、1951年日本政府の宗教法人法の成立により「金剛禅総本山少林寺」の認可を受けたのです。
 その後各地団体への広がりが見られ、学校や官庁などにも広がり出したことで、宗教法人としてだけでなく、社会体育団体、社会教育団体として「日本少林寺拳法連盟」が誕生し、1963年「社団法人日本少林寺拳法連盟」が設立されたのです。その後 社団は財団へとなり現在は「財団法人日本少林寺拳法連盟」となって日本各地で活動をしています。

 さて、開祖の目指した「人づくり」による「国づくり」は一体どんな国をつくろうとしたのでしょう。信条の第2条は「現在は、世界の平和と福祉に」ですが、以前私が入門当初は「日本人の福祉を改善せんことを」になっていました。「一人一人がダーマの分霊として生かされ平和で豊かな国」を「自己改革により慈悲心と正義感と勇気を持って行動できる自分にする」ことで、実現しようとしたのです。
 その方法として少林寺拳法があり、「教え」と「技術」と「教育システム」の手段によって「自己確立」と「自他共楽」をしようとしているのです。

「教え」とは…「自己確立」と「自他共楽」を説くダーマ信仰です。ダーマ信仰は、「縁起の理法」が根本にあります。聖句の中にある「己こそ己の寄るべ」に表されているように、「善きことをすれば善い結果が」「悪いことをすれば悪い結果が」必ず起きるという教えであり真理です。全てのものはつながり合い、常に変化しあっています。私たちは、そのつながりの中にあって生かされて生きているのです。そのことが感じられ分かったならば、自分のすべきことに向かって報恩を尽くしていかなければなりません(信条第1条)
「技術」は…少林寺拳法の技術は、護身の技術になってっています。「自分の身を守れる」「負けない自分になる」ことで、自分に自信が生まれてくるとともに、組手主体の技術を通し互いに上達しあい信頼し合える関係を築くものとなっています。
「教育システム」…これらの教えと技術は、ある時突然分かったりできたりというものではありません。少し少しの積み重ねによって、少しずつ理解でき体得をしていくものです。そのようなシステム「漸々修学」に科目表や読本が構成されています。

北信越大会に参加しました

北信越大会に8名の拳士とともに参加してまいりました。

参加拳士の大会参加しての声をお聞きください。

あづき…残心と気合いが足りなかったので、今度はもっとできるようにしたいです。

修也…気合いが小さかったし、技も早く進めていた。緊張してたと思う。次は早くならないようにして、もっと技の練習をして、気合いも大きく出せるように練習したい。

葵彩…自分は姿勢が高くて気合いも小さかったと感じました。上手い人達は技がピシッときまっていて、自分もそうなれるように練習していきたいです。

宏太朗…気合が小さい時があったからもっと声を大きく出したい。上手い人達を見て、自分の気合いが小さいことに気づいた。もっと技も上手くなりたい。

しゅんたろう…気合いをもう少し出せるとよかった。突きがとどかないことがあったから、間合いを工夫したい。うまい人がいて、勉強になりました。

朋…一つ一つの技のキレや気合いを今後の課題として練習していきたいです。とても勉強になった。

優成…修練を休んでいたけれど、それなりに動けたのでよかった。新しい技をもっと練習して行きたい。動くところと止めるところのメリハリをつけたい。

快成…一位、二位の組は僕たちよりずっとキレとスピードがあったので、もっと練習をしたい。蹴りが落ちていたことがあったので直したい。技の中で止めるところなどをしっかり決めてできるようにしたい。

参加拳士、それぞれが、自分のいたらなかったことを、そして次に向けての目標を見つけたようです。今後の修練がとても楽しみです。私は、久しぶりに大きな大会への参加となりました。ここまで参加できましたこと、まことに感謝です。ありがとうございました。次なる成長に向け、積み重ねをしていきたいと思います。

 

 

読み聞かせを行いました

 

高嶋拳士による読み聞かせを行いました。

高校生の時に出会った絵本を紹介していただきました。

 

大変感動するお話でした。