3月九日アイトピアにて特別参座日を行い巻いた。参座日では、教員研修会で学習した複数法系修練を紹介しました。また、講話では、絵本紹介も行ってみました。さらに、昇級考試も併せて行いました。
1977年8月46年前に指導者研修会で話された開祖の法話です。以前「あうん」にも記載され、何度か皆さんに紹介してきました。この度会報に記載されています。
現在、世界の実相の中で一番大切なこと、科学の進歩は、時間と空間を極度に短縮しましたね。で、大宇宙の一つのちっぽけな星にすぎない、この地球に住んでいるわれわれ人類の社会は、いずれ、一つの共同体に収斂(しゅうれん)されていくことになると、私は思う。何百年かかるかわからないが、これは必然だと信じています。
さあ、その時にです。それぞれの民族は、それぞれの伝統や文化に基づく生活を営みながらも、相互に協調し、融和し、しかも何人といえども、権力によって支配されず、最新科学の生み出す無限の富を活用して、豊かな生活を確立し、人間の霊性に基づく「高い道義心によって調和され、平和で豊かな理想社会になるまで発展することが、人類。最高・最終の理想」これが本当の姿であってほしいということですね。私が夢見ている「理想境」とはこういう世界なのです。
普通「りそうきょう」は「理想郷」と書きます。開祖は「理想郷」の「きょう」をあえて「境」としました。皆さんなぜだと思いますか。
「理想郷」を辞書で調べると理想の国。夢の国。ユートピア。現実には存在しないとなっています。
開祖の目指す「理想境」は、今自分の身近に周りに存在できる可能性を持った世界なのです。誰もが、ダーマの分霊として、生かされ、お互いの存在を認め合いながら、尊重し合いながら生きる社会こそが理想境であり、心の改造によって可能な社会なのです。
「心の改造」…開祖は、世の中をダメにするものとして一番にあげられたのは「己しかない心」でした。そして、己しかない心が元となっている「己のない心=無関心・無意欲・無感動」です。人は、今のことに満足をしてしまったり、逆にどうしようもなく苦しんだりしている時に「今だけ、金だけ、自分だけ」になってしまうところがあります。
「今さえよければ、今さえ楽しければ」という「今だけ」 「金さえあれば、何でもできる。世の中金次第」という「金だけ」 そして「自分さえよければ、ほかの人はどうなってもいい。都合の悪いことは、見て見ぬふりをしてしまう」という「自分だけ」です。そして、こうした心は誰もが持っている心であり、特に今の自分に満足してしまうと成長しようという心が閉ざされてしまうため「己しかない心」に支配されがちとなってしまいます。
また、逆に、どうしようもなくなり、自暴自棄になったり、人のせいにして責任逃れをする時に抱く心です。
開祖は、この「己しかない心」の改造こそが、未来を拓く道だと考え、宗門の行による心の改造を目指したのでした。
その手段として、選ばれたのが、「護身錬胆」・「健康増進」=体が鍛えられ、身が守れ、そして健康づくりにつながる少林寺拳法であり、さらに少林寺拳法の教えをを通して、自分の心を見つめ、自己を改造していこうとする「精神修養」を目指したのです。
講義のポイント
開祖は
①「今だけ、金だけ、自分だけ」=「己しかない心」の心の改造を目指した。
② 少林寺拳法で、「護身錬胆」「健康増進」「精神修養」の三徳づくり
絵本リレー紹介「サムとデイブあなをほる」です
サムとデイブは宝物が近くにあったのに気づかないで違う方向に穴を掘っていって、結局最後は宝物を見つけられないで始めたところから戻ってきてしまったのが面白かったです。… 葵彩
お宝が取れそうで取れなくて、犬だけが得をしていて面白いなぁと思いました。… 朋
二人と犬が地面を掘っていたら、空から降ってきて不思議だった。… 隼太郎
二人が穴を掘っているときに、ダイヤがドッサリあって、もっと土を掘っていればダイヤがあったのに取れなくて残念だった。… 梓月
あと少しでダイヤを見つけられたのに気付けなかった二人はついてないと思いました。二人と犬が寝ていたらゴロゴロ転がって落ちた所が面白かったし、やはりついてなくてかわいそうだと思いました。 … 修也